喜茂別町の「伏見青果」さんは札幌市の中心部から車を走らせて1時間ちょっと。北海道を代表する名山として日本百名山のひとつに数えられる羊蹄山(標高1,898m)の麓にある農村地域にあります。喜茂別町の伏見地区にあるので「伏見青果」と名前をつけました。
羊蹄山は、見た目が富士山に似ていることから「蝦夷富士」とも呼ばれています。また、清流日本一になったこともある「尻別川」の上流に位置していて、水の郷百選にも選ばれた町なんです。
そんな喜茂別町にある伏見青果さんは、ジャガイモやかぼちゃ、とうもろこし、アスパラガスなど約10町(約10万平方メートル)の敷地で栽培しています。
札幌から向かっていくと国道230号線沿い、右手に緑とオレンジの鮮やかな直売所が見えてきます。とうきびをイメージして作られたそうですよ。
そして、この方が伏見青果の「前田昌明」さん。トラックの運転手をしていましたが、2015年に奥様のご実家を継承し農家になりました。現在では、喜茂別観光協会の理事や喜茂別神社神輿会を立ち上げたりと地域のための活動もされています。
今回は前田さんに畑の収穫の様子や、収穫に使う機械、収穫された野菜を保管する倉庫など伏見青果さんの様子を紹介していただきました!
伏見青果さんへ伺った日はジャガイモの収穫をしていました!
土の中からジャガイモを掘り起し、ネットの袋に集められ重機を使って畑の中を運んでいきます。そしてコンテナに入れられ倉庫で保管されます。
これは「ポテトハーベスター」という機械。3mほどの高さ、長さは5、6mほどありました!前田さんが小さく見えます!!
畑のジャガイモを全部収穫するとこの倉庫が満タンになるそうです!新ジャガとして出荷するものもあれば、倉庫で寝かせるものもあるので年間を通して私たちの食卓に並びます。
収穫したかぼちゃもあったので見せていただきました!
奥に見える大きな扇風機でツルの断面を乾燥させている様子です。ここを乾かさないとカビなど腐敗の原因になってしまうのでしっかりと乾かします。
かぼちゃの緑の中にオレンジの部分がありますよね。
かぼちゃを栽培する際に必ず一箇所、土に触れている箇所ができるそうで、そこがオレンジ色になっている部分です。このオレンジがキレイで濃い色だと美味しいサインだそうですよ。スーパーなどで買う際など参考にしてみてください!
最後にとうきび畑も案内して頂きました!
これは「ゴールドラッシュ」という品種で甘さと柔らかい皮、そして粒が大きくジューシーさが特徴です。8月下旬から9月いっぱいが収穫時期になります。この時期に伏見青果さんの直売所では釜で茹でたとうきびが販売されています!
私はスーパーに並んでいる状態の野菜しかみたことがなかったので今回前田さんに畑や機械、倉庫などを案内していただいて、毎日食卓に食べ物が並んでいるのはこういったつくり手さんたちのおかげなんだと認識することができました。今までより心を込めていただきます・ごちそうさまを言えるようになった気がします!
前田さん、猛暑の中ありがとうございました!