自休自足 新琴似本店(札幌市)を訪問してきました。

自休自足とは

自休自足は札幌市の北区と豊平区でカフェの運営やお土産づくりなどの食にかかわる事業と、カフェ塾と呼ばれるカフェの運営について勉強できるコミュニティ事業を行う会社です。「ほっこりを届けたい」をテーマに人と人のつながりを大切にしながら、今あるモノや知識、集まってきた人などを最大限に生かしながら活動されています。今回お話を聞かせて頂いたのは、オーナーの南 ゆき(みなみ ゆき)さんとキッチンマネージャーの佐藤 瑞(さとう みずり)さん。お二人とも自分のやりたい事や得意なことを軸にしながらお仕事をされている方で、様々な取り組みや想いについてお話していただきました。

素材にこだわった安心できる食を届ける

Cafe 自休自足では、ココロもカラダも温まるをテーマに石の器で食べられる石焼ランチが人気です。石の器に盛り付けられているので、最後まで温かい料理が楽しめます。「ここに来てよかったと思ってもらえるような料理を提供したい」というメッセージが心に残ります。

「ほっこりが作る日常を」というコンセプトのもとにお店作りされているので、店内もどこか温もりを感じながらゆっくりできる空間です。毎日頑張っている人がほっと一息休めて、また自分のペースと自分の足で歩き出せる場所にできたらという南さんの想いが詰まったカフェです。

キッチンマネージャーの佐藤さんが料理にこだわり始めたのは、佐藤さんのお子さんがアレルギーを持っていたからだそうです。目の前の食べ物をおいしそうに見つめるけれど、アレルギー反応が出てしまうために我慢してしまう姿を見て、どうにか食べれるようになればと試行錯誤が始まりました。そこから資格どんどん増えていき、①レインボーハーブ・アロマスクール認定上級ハーブコーディネーター②レインボーハーブ・アロマスクール認定ハーブ薬膳アドバイザー③一般社団法人の和漢薬膳食医学会認定和漢薬膳師④一般社団法人ホールフード協会認定醸しにすと(発酵食スペシャリスト)の4つに増えました。体に優しく健康的でおいしく食べられる料理を作られています。

佐藤さんはCafe自休自足のメニューだけでなく、ジャムや焼き菓子などのお土産も作られています。こちらもカフェで提供されるメニューと同じように無添加で作られています。特に焼き菓子は白砂糖や乳製品が使われていないので、毎日食べていても肌あれが起きにくくなった方もいるそうです。ジャムは、毎年研究と改良がなされている商品で、季節に合わせてとれる果実や素材に合わせて作られています。人気のジャムは常連のお客さんも楽しみにしているそうで、その時期になると「そろそろあのジャムができる頃かな」と声をかけてくれるお客さんもいるのだとか。「健康的なお菓子や甘いものだと食べた時に満足感が少し足りないときがあるので、自休自足の商品は満足度が高いものに仕上げたい 」という想いで試行錯誤を重ねた佐藤さんの傑作です。

ジャムと焼き菓子はギフトセットとしても販売されています。自休自足のカラダとココロへの優しさが詰まった商品になっています。ジャムのフタはCafe自休自足のスタッフ倉賀野めぐみ(くらがの めぐみ)さんがひとつひとつ手書きで書いたもの。ギフトセットのデザインもオリジナルデザインです。細部までこだわりが行き届いています。

はじめる人の拠り所に

「カフェや飲食店を始める人のコミュニティを作りたい」というところから始まったカフェ塾は、南さんご自身の経験に基づいて始まったプロジェクトです。義父が営んでいたお寿司屋さんの後を継いで始めたカフェですが、もともと飲食業界での経験がなく、右も左もわからない状態で多くの人に助けてもらいながら、Cafe自休自足をスタートさせたそうです。また、実際にカフェを始めると日々の業務に追われてしまい学び直しの機会が得られないことも多かったそうです。そこで始めたのが、カフェ塾です。新しく飲食店を始めたいと思っている人が、勉強できて仲間も作れるコミュニティ型の塾になります。講義の内容は資金集めの話や実際の運営方法や集客などの基礎部分、リノベーションやコミュニティの作り方など付加価値を作る部分など多岐にわたり、講師陣も南さんや佐藤さんをはじめ豪華です。最近の受講生で一番遠くから来る人は、なんと千葉県。卒業生の多くは実際にカフェなどの飲食店を始める方が多く、新たに挑戦する人のつながりもどんどん増えていきます。

ココロとカラダに優しく佐藤さんのこだわりが詰まった料理と、多くの人が自分のやりたい事に向かい自分の足でゆっくりと歩ける社会を作りたいという南さんの想いが詰まった自休自足。日々、様々なことを頑張る人がほっと一息つけて、また新たな一歩を踏み出せるような空間と商品です。南さんの想いと佐藤さんの料理が、新たに挑戦する人のストーリーを創ります。

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