Herb&Glass K’s Factory(札幌市)さんを訪問してきました。

“札幌の香り“
そんな言葉を耳にしたとしたら、どんな香りを連想するでしょうか?

その答えを知るべく、地下鉄東豊線栄町駅から徒歩1分のところにあるHerb&Glass K’s Factory Kukka(クッカ)というハーブとアロマのお店を訪問し、主宰の堅木和枝さんにお話しをお聞きしてきました。
店名につけられた「Kukka」とはフィンランド語で「花」のこと。こちらのお店ではハーブティーやとアロマオイルの他、作家さんの作品や環境雑貨がずらりと並べられ、販売のほかにも完全予約制でのリンパセラピーやアロマトリートメント・各種講座が催されているとのこと。

ハーブとの出会い

庭いじりが好きなお父さんの影響で、小さい頃からたくさんのお花に囲まれて暮らしてきた堅木さん。お花がまわりにあることは当たり前のことと思っていました。
結婚を機に、新たな生活の場はマンションへと移り、そこで花のない生活にさびしさを感じます。早速、百貨店で催されている園芸市へ。そこで生まれる小さなハーブ苗と一冊の本との出会いからすっかりハーブに魅了され、ハーブにのめり込んでいくことになるのです。

「当時はハーブに関する書物も少なく、今のように資格もなかったんですよ」とお話しされる堅木さんは、遠方までハーブの苗を買いに行ったり、図書館で借りた海外の書物を読んで独学での学びを重ねてきました。
「風邪をひきやすかったこどもたちに、免疫力が上がればとハーブティー飲ませていたら元気なからだになりました」とも。堅木さんのハーブティーは、家族だけではなく周りの方々にも評判となり、堅木さんの探求心も広がりを見せていくのです。

健康に役立つハーブやアロマの力を伝えていきたい

「ハーブは花もきれいなものが多く香りも豊か、お茶やお料理にも出来るし、美容や健康などにつながる薬効もあるなど、一石二鳥どころか一石何鳥ものすてきな植物」

そう語る堅木さんは、その素晴らしさをもっと多くのたくさんの人に伝えていきたいという想いが高まり、通信教育でハーブインストラクターの資格を取得します。
その後も、アロマテラピー・フットケア・リンパセラピー・アーユルヴェーダと、ハーブに留まらず、健康に役立て伝えていけるような資格も取得。講師としてその良さを伝えていく機会を得ます。その講座の評判が人伝てで伝わり、ハーブやアロマのファンを増やしていくこととなるのです。

「ハーブやアロマを通じて、地球にも身体にもやさしい生活の提案をしています」
ハーブやアロマの優しい香りに包まれたり、リンパセラピーで身体が楽になるなど、そういう体験をされる方が増えるとうれしい。そう笑顔で語られる堅木さん。今や札幌、北海道に留まらず日本全国、海外にまで足を運び堅木さんの想いや手掛ける製品が広がっていくことなります。

札幌スタイルを知り、「札幌の香り」を

「日本のラベンダー畑発祥の地がどこか知っていますか?」
ニコニコしながらそんな質問をいただきました。「実は、それは札幌なんですよ」

札幌の暮らしの中から生まれた製品ブランドで、“札幌らしさ”を基準に審査・認証される『札幌スタイル』のことを知り、発祥の地である札幌産のラベンダーを使った<K’s Aroma Style Sapporoシリーズ>の開発に臨まれます。

爽やかな「札幌の風」をイメージした香りのシリーズで、
No.1は“大通公園の昼下がり”をイメージした香り、
No.2は“サクシュコトニ川のほとり”をイメージした香り、
そしてNo.3は“円山の森の朝”をイメージした香りと、
札幌の人には馴染みのある、そしてやすらぎを求めて訪れるスポットのさりげなく感じる香りをアロマに。精油やキャンドル、ルームミストに展開されるシリーズとなり、自宅でのリラックスタイムや、ペンダントに香りを付けて身に着けることもできるのです。

活動を通じてのいろいろな場面で関わる人との新たなカタチや幸せづくりをしたいと考える堅木さん。梱包作業やチャームの制作は、ご自身で探し、声掛けをさせてもらった就労支援施設の方々とチームを結成。世界中に広がるHerb&Glass K’s Factoryの製品を多くの方々と誇りを抱いて育まれています。
100年以上も続く富山県高岡市の錫物メーカー「能作」さんと協業し、クラウドファンディングに挑まれ、錫のアロマペンダントの開発もされてきました。

Herb&Glass K’s Factory、そして堅木さんの想い

製品開発にショップの運営、学校や企業、公共の施設での講座で講演、そして施術とひとり何役にもなり、とにかく明るく笑顔で元気に活動される堅木さん。
ハーブやアロマを通じて「お客様の笑顔」を見られることが何よりものやりがいだと感じていらっしゃいます。
Herb&Glass K’s FactoryさんのWebサイトには堅木さんの言葉で、「夢はハーブ畑に囲まれたお店兼住宅で、仕事の合間に庭の手入れと新鮮なハーブや野菜を使ったお料理が出来ること。ハーブ好き、庭好き、アロマやリンパセラピーの好きな方、大先輩のお年寄りと子どもたちが触れ合える、介護や子育てで疲れた大人がハーブやアロマ、リンパで癒され元気になれる、そんな場所がいつか現実になる日を夢見て」と記されています。

ご自身の夢に向かって努力を続けられる堅木さん、そして堅木さんと共に歩むパートナーの方々やお客様。みなさんのそれぞれの夢や目標が、ハーブやアロマを通じて出会った価値・人とのつながりで叶っていくのだろうなと感じました。なにより堅木さんの想いや姿が多くお客様に健康、そして元気や勇気をもたらしているのだなと、私も元気をもらえる取材時間となりました。

ぜひ多くの方々がHerb&Glass K’s Factoryの製品を手に取り、「Kukka」を訪れ、堅木さんのパワーを感じてほしいと思っています。
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