『北海道余市町から、愛を込めて』
2010年から北海道余市町でぶどう農家をしているfruits farm ARA。荒真仁さん、奥様の絵里さんの二人で5ヘクタールもの広さでフルーツ用ぶどうとワイン用ぶどうを栽培しています。
つながるマーケットとfruits farm ARAさんとの出会いのきっかけはこのボックス。頂き物で届いた時に「何が入っているのだろう???」といったワクワク感と「こんなにオシャレなぶどうってある!?!?」といった驚きがありました。
fruits farm ARAの始まり
山や川、海と豊かな自然環境に恵まれた余市町。荒夫妻は2010年春にここへ移住してぶどう農家を始めました。真仁さんは余市のお隣、ニセコ町で不動産業に携わっていましたが、「ものつくり」に興味を持ち転職を考えるように。その中で心に留まるキーワードが「農業」でした。
同じ頃、絵里さんはタイでのボランティア活動期間が終了し帰国するタイミング。日本での仕事を探す中で「農業」をやりたいという気持ちが生まれてきました。そして絵里さんの祖父が余市で果樹園を営んでいたこともあり、手伝わせてもらいながら栽培技術を学び始めます。
そして、自分達の農園を探していくなかで余市町内でぶどう農園に出会います。しかも、農園をそのまま譲ってもらえるとのことで決断。ぶどう、さくらんぼ、なしの木をまるっと受け継ぐ形でfruits farm ARAがスタートしました。
フルーツからワインへ
fruits farm ARAでは、デラウェア、旅路、キャンベル、ナイヤガラの4種類のぶどうとワイン用のぶどうと両方栽培してきました。農家1年目だけ、前の農園主さんに教わりながら栽培をし、そこからは独学で試行錯誤し約10年。2021年で生食用のぶどうの栽培はやめると決断しました。
「ワイン用より栽培が難しいとされている生食用のぶどうはもうやり切った。種無しにするための薬の配分や蔓・葉の剪定の仕方とか、美味しくつくるやり方がもう分かる。やっぱ荒さんのぶどうじゃないとだめだわ。やめないで。って言ってくださるお客さんもいる。」という真仁さん。
「毎年同じ作業をして栽培しているように見えて、試行錯誤を繰り返してきた。それを今度はワイン用ぶどうでやりたい。生食用のぶどうで手がかかっていた分もワイン用に時間を使って、まだまだ良いものが作れると思う。」より良い品質で栽培するための決断です。
荒夫妻のぶどうへの挑戦はまだ続いていきます。しかし、私たちの手元にぶどうとして届くのは今年で最後。最後のこの機会をお見逃しなく!ご自宅用にも大切なあの人へも。自信を持っておすすめできます!